アーミー・オブ・ザ・デッド

製作国:アメリカ上映時間:148分

ジャンル:アクションホラーSF


ゾンビの発生により壊滅したラスベガス。

ゾンビ禍のラスベガスからたくさんの人を救って生還したスコット。

ラスベガスはゾンビ駆逐のために核爆弾が投下されることになる。

バーガー店勤務で細々暮らすスコットの元に、

日系人の富豪タナカから空爆前にカジノの地下金庫から現金を回収するよう依頼される。

人生を変える大金を手にするチャンス。

スコットはラスベガスから生還した仲間たちを誘い、ミッションに挑む。

一方スコットの娘ケイトはラスベガス近郊の難民キャンプでボランティア中。

住まいを失った難民たちは、

カジノのコインを求めて命がけでゾンビ隔離エリアに入ったり、

悪徳役人に貶められたり、苦しい境遇にいる。

スコット達はケイトを通じて難民キャンプからゾンビエリアへの侵入を計画するが、

ケイトと親しい難民の子供達の母親がゾンビエリアから戻らないことを知ったケイトも

一緒に行くことになり・・・ミッションは、ケイトは、どうなるのか、というお話し。

まぁここで親子の確執が明らかになり、何があっても俺から離れるなよ!と言う時点で、

察するとおり、娘が単独行動して父親と仲間を危険にさらすパターンです。

ゾンビタイガー、ゾンビ集団のキングとクイーンの存在とか、ちょっとひねりのあるゾンビもので。ゾンビ集団はもはやゾンビじゃなくて吸血鬼的な。

色々とエピソード盛りだくさんな内容で、

チェーンソーとか干からびたゾンビとかクイーンの子供とか・・・

盛りだくさんすぎて目移りするぐらいだけどそれきりだったりして。

ほったらかし要素多め。

戦い自体はかなり単調。ひたすら銃をぶっぱなしてナイフめった刺し。

ゾンビタイガーは最強だけど普通のトラやん。

あご引きちぎったり首ひねったり血管から血が吹き出たり、グロさはかなりのものでした。

キャラもの揃いだし、

アウトローな感じ大好きだけど、どのキャラも設定オチ・・・もったいない。

オープニング曲とともにラスベガスがゾンビに侵されて、

登場人物がポートレート風に描かれていたり、

主要メンバーっぽい女性がいきなりコンテナでつぶされたり、

オープニングからかなりとばしぎみで期待大でしたが、期待を越えてくれるものはなく・・・。

ヘリの操縦士と案内人のリリーがめちゃくちゃかっこよくて好きでした。

そもそも論だけど、タナカに金庫から現金持ち出し頼まれた時点で計画倒れ感。

あれだけの大金を現金で持ち出して、タナカさん、はいどうぞ。って、

ならんし誰もなると思わないだろうし。

ハナからあるものを持ち出してほしいけど、

現金もたんまりあるから持ち帰った分だけ報酬プラスアルファだぜ、くらいの方が

すんなりいくよね。

金庫の中の大金前にして、あなたの報酬20万ドルよ、じゃ納得できないよな、って

しみじみ考えちゃったし。

たぶんこの映画はグロアクションと荒廃したラスベガスを描きたかったんだろうから、

その意図は十分伝わりました。

ラストも嫌いじゃない。

でもああなるなら皆で金庫に閉じこもれば

もうちょい生還できたのにね・・・


Duka’s

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