製作国:オーストラリア上映時間:115分
ある施設で胎児からロボットに育てられる少女。
地上は感染症が蔓延して、
人間は生きられないと教えられてきたが、
ある日銃弾で怪我を負った女性が施設にやってくる。
女性は少女に
感染症などなく、
鉱山で仲間と暮らしている、
ロボットは危険だ、
一緒に逃げて鉱山で暮らそうという。
ロボットは少女に
彼女は人間同士の争いで怪我を負った、
彼女は信用できないという。
少女は真実を探るうち、
ロボットに育てられた人間は自分で3人目で、
これまでの2人は
ロボットの理想とする人間に育たなかったために
ゴミのように捨てられていたと悟る。
戸惑い混乱する中、
女性に施設から連れ出される少女。
女性が連れて行ったのは鉱山ではなく、
難破船から海岸に打ち上げられたコンテナ。
彼女は食糧不足で人間同士が争い
惨状となった鉱山から逃げ出し
コンテナで1人で暮らしていた。
嘘に絶望した少女は施設に戻るが、
生まれたばかりの弟を抱くロボットに銃を向ける。
結局ロボットは何体いても
頭脳は一体と明らかになる。
ロボットを破壊し、
自分の力で弟を育てると決めた少女。
ロボットもそれを愛情で受け入れたかに見えたけど…
一方、海岸のコンテナを
一体のロボットが訪れる。
生き残った最後の人間である彼女が
長く1人で生き延びた理由が明らかになり…
結局、最後の人間である彼女が施設に来て、
少女は混乱するも外界を知り、
ロボットの目的を知る。
一度は離れるも自分の意思で施設に戻り、
自分の手でこれからたくさんの弟・妹を
育てると決意する。
それが自分の使命で自分の意志であると
信じて疑わずに。
と、いうところまでロボットの
プログラムである、というオチですね。
既存の人間は劣るから、
プログラムで教育し直した優れた人間を
育てなおすという。
食糧難で争わせ人数を減らし、
最後の1人になったところで
突如とうもろこし量産体制…
分かりやすい…怖い…
少女の最後の血の通わないが
意志の強そうな眼差しを見るに、
ロボットと同じようにプログラム通りに育たない子供は排除するのではと、
背筋が凍りました…
でも結局、どのような素晴らしいプログラムで
育てたとしても、
プログラム通りに成長した少女でさえ、
自分を育てたロボットを欺き攻撃して意志を通したわけですから
人間が増えればまた争いや破壊が起きる。
無限ループのような虚しさしか残りませんでした。
まぁそれすら織り込み済みでの
一旦リセット、なのかな。
でもそう考えると合理的に見えるロボットの行動ってすごく無駄だらけ。
人間が作り出したエゴの産物でしかないということか。
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