2018 ドイツ 映画
!ネタバレしています!ご注意下さい!
悪魔のリリス。
父親はサタン?かな。
ドイツの田舎町に
邪悪度のテストに来た悪魔見習いリリス。
めちゃくちゃ良い子のグレタ一家にホームステイしてグレタを邪悪にすれば、
今後人間界で自由に活動させてもらうとの
父親との約束をクリアするため悪事を働く気満々だけど、
可愛いすぎる…
結局やる事なす事、良い方に。
過激な行動はイジメっ子の撃退だし、
ついた嘘ははったりみたいなもので誰も傷つかないし。
カルロをたきつけたこともキューピッドになったわけだし。
たきつけたくせに傷つけたら殺す!とか言い出して本当に不器用で愛らしいリリス…
突っぱねるカルロもなかなかいいヤツ。
サミュエルと恋して生き方が定まらなかった彼を改心させたし。
あまのじゃくな女の子が恋と友情を知って成長する爽やかなお話でした。
結局校長とその息子と仲間以外はみんないい人。
悪魔とか悪事とかが題材なのに
すごく爽やかな内容だし、のんびりとした空気が漂っていて。
悪魔の父親も娘には甘々で、なかなか親バカ。
青春の甘酸っぱさ満載です。
悪魔なんてかわいい隠し味程度。
とくにサミュエルとの恋に戸惑うリリス、めちゃくちゃ可愛い。
深読みすると本当に純粋で自分に正直な善人はリリスでは。
グレタは割と調子に乗って変わってしまったり、両親に従順な娘だったけど、
自我に目覚めたらタガが外れそう。
なんかあざとい純朴さが好きじゃないといえば好きじゃない…。優等生ぶってる感じ。
日本の女優だと松岡茉優みたいな。
計算された凝った映画では全くないけど、
ほど良くまとまっていて、
その素朴さが心地よい、安心して見られる映画でした。
悪ガキが一番イケメンだったり、
ステージのダンスが本当に学芸会レベルだったり、
狙ったのかわからないけどそういうクオリティも良い意味で安心感につながってて。
休日の午後まったり見るのにちょうど良い。
春の今にも合う映画。
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