王への手紙

2020　イギリス　オランダ　ドラマ

！ネタバレしています。ご注意下さい！

結局何だったんだろう… 

瀕死の騎士から王様への書簡を託された少年が、 敵の騎士団から追われながら、 

新たな仲間ができたり、

 仲間に助けられたり裏切られたりしながら目標を果たす旅の物語。 

馬に乗って旅をする情景はほんとうに美しい。 

城や街、衣装も素敵。 まず映像にひきこまれます。 

先が気になって一気見しました。 それくらい面白い。 

でも1話目からちょっと違和感が発生していました。

 全部見終えた今だからあぁ、あそこから妙だったと思うのですが、 

書簡を託した白い盾の黒い騎士… あれ？あの人、他の人から奪ってなかった？ 

どう見ても悪役の登場だったし… ティウリに助けを求めに来た時も、

 ティウリが書簡受け取って走り出した後も、 絶対何かの罠だと思って見てたけど…

 結局美馬のアルダンヴェンに連れられて騎士の故郷の村まで行ったところで（かなり終盤）

え、あの人本物だったの？って、多分作り手の意図しないところで普通に疑念を抱いていたという… 

結局、伏線なんだかよく分からないものをたくさん散らかして

全く回収しないであっけなく終わったもんで、めちゃくちゃ消化不良です。 

ティウリの両親とか、ラヴィニアの母親とか、 予言て結局何だったのとか、 

超能力、え、そっち⁉︎ティウリが悩まされてた幻覚は何だったの⁉︎とか。 

王女…王子の黒魔術を影から見て魔術受けちゃった感あったけど、え、ほったらかし⁉︎とか、 

何十人もの魔術師吸い込んだくせに王子あっけなさすぎ⁉︎とか、

 秘密がありそうな黒い騎士の故郷、あんだけ匂わせてなんもないんかーい！とか、

 あの小太りの騎士見習い坊ちゃんのクソ親父はどうなったの⁉︎とか、

 ラヴィニア、ラプンツェル並みに傷治せるんちゃうんかーい！騎士見習い見殺し⁉︎とか、

 しかも勇者のお供だったのに城の片隅で隠れるように看取るとか⁉︎

え、王様⁉︎何⁉︎助けてやんないの⁉︎とか… 

お話はすごく盛りだくさん。 

結局盛りすぎだし肝心なことを描けてないから、 

映像がよくできているだけにすごくもったいない。 残念。