2018 イギリスドラマ
ネタバレしています!ご注意下さい!
Netflixで、リミテッドシリーズ
なるものを見ました。
BBC制作の表記もあって、
Netflix配信用に再編集されたものかも。
4話と短くて、とても見やすかったです。
ロンドンで、ピザ配達のアラブ系移民が
銃殺されます。
捜査の指揮をとるのは女性刑事のキップ。
キップの活躍と機転で、
捜査はどんどん進展します。
狙撃手の軍人、
目撃者の留学生、
その留学生のパートナーの司祭、
被害者の姉妹、
ピザ店の店長、
ピザ配達を頼んだ議員の元妻、
密入国のブローカー、
話のキーになるのは女性で、
男性陣はずるかったり、
逃げ腰だったり、詰めが甘くて信念がない、
劣等感がひどい、
と、女性の強く信念のある描かれ方と
違いましたね…。
女性達の決断によって膠着状態が
解消されていきます。
移民政策と、移民の実態。
野党議員の移民政策。
教会の旧体質。
戦争と軍人の抱えるトラウマ。
警察とMI5の関係。
などなど色々織り交ぜすぎて、
少し深みがなくなってるかな、
と感じましたが。
キップの正義感と行動力で、
捜査が阻まれる要素満載の事件が、
たった3日‼︎でスピード解決。
黒幕が軍人、
MI5の捜査官も関わっている密入国組織が、
1人の刑事にあっさり暴かれるなんて…
それも交換条件に折れる形で。
まぁ見てる分には爽快でした。
あれだけの巨悪を前に、
あれだけサクサク事件解決しちゃって…。
せめて黒幕の名前は明かされないとか、
軍の介入で強制幕引きされるとか、
ブローカー女性がひっそり消されるとか、
捜査が行き詰まるモヤモヤを残したほうが、
少しは深みがあったんじゃないかと。
捜査自体はできないけど、
報道へのリークで暴く、などのひねりとか。
議員と元妻とのお話しはグダグダな中に
各々の心境や立場が描かれていて、
面白かったのですが…
司祭と留学生。
同性パートナーなのですが、
さらーっと、教会からの圧力で別れますが、
留学生の方はそれほど大事な関係とも
思ってなかったようだし、
司祭は陰気くさいし、
大切だ、ほんとの愛だ、と言いながら
最後はあっさり別れるし。
なんだったんだか。不要でした。
キップ刑事は淡々としているのに
信念があって、
正しいことをする。
とっても好きなキャラだったので、
続編に期待です。
0コメント