2017 Netflixドラマ スペイン シーズン1
ネタバレしています!ご注意ください!
Netflix配信ですが、スペインで製作されたものを
買い取って配信しているようです。
まずスペイン語が新鮮。
世界の第3言語のスペイン語ですが、
私は日常的にほとんど目にも耳にもする機会がなく。
ドラマを通して、なんだか情感あふれるスペイン語が
とても心地よいです。
ストーリーは、”教授”を中心に、色々なバックグラウンドを持つ
クセ者たちが集められて、造幣局に立てこもります。
その立てこもり事件を通して、犯人グループの面々の過去や、
警察側の内情を描き出すドラマです。
教授を中心に、念入りに様々なことを想定して計画してきたものの、
やはり緊張感や、駆け引きや、そこは人と人のやりとりなので、
予測不可能なことが次々起きて、
思いもよらぬ展開を引き起こしていきます。
教授の発案で、メンバーはそれぞれ都市名で呼ばれます。
トキオ、デンバー、ナイロビ、ヘルシンキ、などなど。
それがまたかっこよくはまっています。
それぞれのキャラクターもしっかりと描かれていて、
その行動に違和感がありません。
犯罪映画なんですが、
感情移入してしまって
犯人がどうか無事に逃げ切れるように・・・
と祈りながら見てしまいます。
冷静に見えるインテリで、散々計画を練ってきたくせに、
警部のラケルに入れ込んだり、
色々やらかしたり焦って奔走する教授のドタバタぶりは、
ブレイキング・バッドのウォルターに通じるものがありますね。
嫌いじゃないです。一生懸命?だし・・・。
おそらくストックホルム症候群の人質モニカと、デンバーの2人・・・
傷の手当てをするうちに親しくなるのですが、
切ないな・・・デンバーの寂しい生い立ちと優しさがどうか報われてほしいけど、
とても無理な話だろうな。つかのまの恋、最後の幸せだろうな。
生きて出られない気がする。
デンバーはとっても素敵な笑顔で、私もモニカの気持ちが分かるわ。
アルトゥーロみたいな自分本位のヤツは切るべきだな。
あとは子供と暮らすことを夢見るナイロビも素敵なキャラ。
犯人なのに、明るくて正義感のある、芯の強いまっすぐな性格で、
人質を励ましたりして。
シーズン1はいよいよ絶体絶命の教授がどう動くのか・・・でEND。
ここまでは☆☆☆☆☆の良作ドラマですが、
結末次第でどうかな・・・
色々な人が傷ついた以上、ハッピーエンドはすでにないもんね・・・。
ラケルも真相を知ったときは崩壊するだろうし・・・。
なんとか円満なラストでありますように・・・。
でも既に1話から、計画は失敗、っていう語り口なんだな・・・。
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