2011 日本ドラマ
ネタバレしています!ご注意ください!
何年か前に見ました。・・・もう7年前のドラマですね・・・。
土屋太鳳も成長するわけだ・・・
なんだか残念な成長になってしまったけど。
先日見た海月姫での長谷川博己があんまりにもふがいなかったので、
私の好きな長谷川博己を求めて、再び見て、しかも再びドはまりしてます。
これこれ、この長谷川博己が大好きなんです。
中学教師の長谷川博己が、
自分の人生に・子供たちの抱える問題に・情熱を傾ける教育に・
様々な視点から向き合い、
壁にぶち当たり、
冷静を装いつつも狼狽し妄想し、
もがき苦しむ、
かなり熱血で泥臭いけど、
信念を持った立派な教師を演じています。
そう、劇中で、鈴木先生として、演じているんです。
心ではどんなに慌て狼狽え自信なくとも、立派な教師たるものを演じる。
舞台は中学校ですが、これって誰にでも当てはまる人生の課題ですよね。
自分の理想とする人物像を描き、頑張って演じることで、
自分がその理想になり得る。
そういうものが根底にしっかりと描かれているから、
よくある薄っぺらな学園ドラマにとどまらない感動を
与えてくれるんだと思います。
あと、地味で真面目で印象に残らない学生時代を過ごした私としては、
そういう生徒が負う見えない「心の摩耗」という犠牲、
その上に成り立つクラス運営をしたくない、
という鈴木先生の信念にもとても共感しました。
学園ドラマの教師が語る理想論に、
これほどの共感を覚えたことはありませんでした。
ストーリーとして一番大きい流れは性教育なのですが、
もちろん演者も子供なわけで、
大人でも触れにくい 処女性とか、避妊の是非とか、
そんな話題を赤裸々に語るなんて相当な覚悟だな、
と演者のみなさんのプロぶりにおののきました。
私なら台本読んで辞退しちゃいそう・・・。
でもみんな全力だしとてもリアルでした。
以前見た時はまだ子供が就学前だったので、
性教育とか先の先の遠いお話しでしたが、
小学校高学年になってくると身近な難問です。
このドラマのようにストレートには切り込めませんが、
今は情報があふれていて、
子供の性に対するハードルが
大人が考えるより低いだろう時代なので、
しっかりと向き合って教えていかねばと。
そんな意味で勉強にもなるドラマですね。
子供が中学生になったら見せるかな・・・
いや、それにしてはハードすぎるかな・・・
色々考えさせられる良作ドラマです。
”鈴木先生”の長谷川博己が好きだな~。
”小川蘇美”の土屋太鳳は素敵だったな~。
と、しみじみです。
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