2015 Netflixオリジナルドラマ
ネタバレしています!ご注意下さい!
世界中に別々に生きている人たちが、
ある日突然なぜか意識・感情・能力などを共有し、
その能力を追う組織と対立していくわけですが、
タイトルのとおり主役は8人。
これがみんなとーっても魅力的!
音楽も映像も素晴らしくて、
1話1話が映画のクオリティ。
ストーリーもよく練られているし、
感覚や動作を共有する時の違和感もなく。
スイッチする場面で安っぽかったりすると興ざめしてしまいそうだけど、
そこがあまりにもよくできているので
すんなり感情移入してしまいました。
アクションシーンもかっこいいです。
宗教画チックなベッドシーンでは、
ちょっと引いて撮影の大変さを想像してしまったりしたけど、
ほんとに絵画のようで。美しいです。
私は対人関係が苦手で、たまに一人で籠らないと
ストレスがたまってしょうがないのだけど、
見ててふと、一人になりたいのに共有されて来られちゃったりしたら
嫌だなーとか、思ったり。
あと部屋着の時にかっこいい彼とかも困る・・・
けど、その辺の意識も共有するわけだから、
全部お見通しなんだよね。
でも物語はそんな私の懸念する庶民的お悩みは生じない
壮大なストーリーが展開されていきます・・・。
みんな本当に色々な苦難を抱えていて、
その苦難や孤独を芯から共有できる仲間がいるのはすごく羨ましい。
ビルの屋上とか、見晴らしのいい公園とか、
そんなロケーションで一人悩みを抱えているときに、
自分の心情を全て察してくれている理解者がふっと寄り添ってくれる、
そんな優しい心地よさがあったり、
かと思うと絶体絶命のピンチに颯爽と現れて助けてくれる。
色々な面のあるドラマだと思います。
私が一番好きなのは、
インド人のカーラとロシア人のヴォルフガングの2人。
カーラはお嬢様でとにかく可愛くて、すごくいい匂いがしそう・・・
ヴォルフガングは対照的で過酷な境遇で育ったマフィアで。
典型的な「住む世界の違う」パターン。
でもカーラがほんわかしているから、ヴォルフガングとのやりとも
可愛らしくて和みます。
カーラが科学者の知識でヴォルフガングの窮地を救う場面が印象に残っているけど、
その後の、カーラに想いを寄せつつも、
自分のこれまでの生き方を変えられずに突き放さざるをえないヴォルフガングの
哀しい表情がつらかったなぁ・・・
あれは自分への絶望の表情だったのかな・・・
今後、そんなヴォルフガングをカーラが変えてあげる日がくればいいな。
メキシコ人のリトも好きだな。
彼の周りの人たちも。
こちらもヴォルフガングの窮地に、パンツに靴下な情けないかっこで
現れたのがかなりツボでした。
愛情深くて素敵なキャラです。
クリスマスのスペシャルドラマの中で、
ケニアのヴァンダム・・・カフィアスが別人になっちゃったのが
残念すぎる・・・初代カフィアスがすごく良かったから、
本当に残念だけど、降板されたらしいので。
きっと2代目カフィアスが記憶を塗り替えてくれるだろうと、
期待しつつ。
5月からシーズン2、とーっても楽しみです!!
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