世界にひとつのロマンティック

上映日:2019年07月15日製作国:アメリカ上映時間:100分


恋人のスコットからのプロポーズ中に事故で頭に釘が刺さってしまったアリス。

無保険のために手術を受けられないため、

議員のハワードに陳情に行き、

事故で理性が効かないために勢いで関係を持ってしまう。

しかしそれがきっかけであれこれ別な法案やガールスカウトや重鎮議員の死まで利用して

医療保険法案を通すべく訴えていくお話。

つかみはすごく面白くて、

レトロな色味も好みだし、

登場人物みんなツッコミどころばっかりで。

獣医のおばさんが手術しようとするクダリまでは最高に面白かった。

相当冒頭だけど。

そこからどう展開するのかと思いきや、

ずーっと同じテンションで。

風刺映画なのに、恋愛ものみたいに装ってるのはなんなの?これは。

確かにアリスとハワードの恋のお話ではあるけれど、

アリスもハワードもめちゃくちゃ自分本位だし

共感できる部分がない。

普通に黒人差別的なのも古い映画を見ているようで。

登場人物みんな、ガールスカウトの少女さえ利己的で、ぽかんとしてる間に状況が目まぐるしく変わっていく。

それならそうと、風刺に振り切ってとことんブラックにいっちゃえばいいのにそれも足りなかった。

あと邦題…監督の別作品に乗っけて中身と全く噛み合わない…あ、でもストーリーのオチと絡めているのだとしたら秀逸かも。

作品名に騙されて内容よく確認しないで、よく見たらこんな内容でした、って。

感想書いてて初めて気づいたけど。

とにかくテンポが一定で、面白い小ネタ多いのにもったいなかった。

45%面白くなりそうだったのに。

みたいなスコットの言い回し面白かった。


Duka’s

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