2021 フランス 映画
!ネタバレしています!ご注意下さい!
駐留地で子供の自爆テロに遭遇しトラウマを抱えるフランス軍兵士の女性。
任務を解かれ、フランスに帰国し
国内のテロ監視任務”サンティネル(歩哨)”となることに。
重装備で街の警戒にあたります。
あまりに過酷だった紛争地での経験と、
わずかにテロの脅威はあるものの平和な国内任務。
とけない緊張とのどかな現実とのギャップに、薬に頼らざるを得ない状況に。
優しい母親と、奔放な妹のおかげで日常を取り戻す兆しが見えた矢先、
妹が暴行を受け瀕死の重傷を負います。
犯人と思しきロシア人は大富豪で、警察の手も及ばず。
彼女は独自に犯人を追います。
クラブで直接ロシア人と対峙したり、
任務中にロシア人宅に入り込んだり。
ついに忍び込んで警備に拘束され、
ロシア人の父親が犯人だったと、父親本人の口から聞かされます。
妹は目覚めたものの、被害を訴える事には消極的。
まぁ襲われて大ケガして目覚めたばかりだし無理もない・・・。
そんな妹はロシア人の差し向けた者に殺されかけます。
ロシアに帰国しそうなロシア人たち。
許せなくて、ついに彼らが滞在するジョージア大使館に押し入り、
警備員、犯人、息子を襲撃。
でも犯人にとどめをさせずに警官に突入され、復讐かなわず。
・・・と思ったら3か月後ドバイ。
プールでバカンス満喫中の犯人に、なんとフォークで襲撃。
無事復讐を果たしたのでした。
その後、ひっそりとフランスに戻り、遠くから元気になった妹を見つめる姉。
妹もその視線に気づいています。
・・・永遠に母・妹と対面することはかなわないかも。
潜伏しながら生きていくのかな・・・。
序盤はスリルのある展開になりそうな感じでしたが、
淡々としすぎていて。
街中での緊張感とか、彼女がトラウマに苦しむ描写とか、もっと入れても良かった気が。
緩急がないので、彼女がただフラーっと行動しているようにしか見えなかった。
フラーっとロシア人の家に入れすぎだし。
警備甘すぎだし、彼女も無防備すぎ。
病院で妹が襲われた時も、襲った犯人の存在感薄すぎて、
緊迫感が薄い。
音楽の効果かな。全く記憶にないくらい音楽の印象がなかった。
もっと大げさに演出してもよかったのでは・・・。
終盤の襲撃も、説明がなさすぎてフラーっと武器調達して、
街中フラついてたと思ったら犯人たちのいるとこに潜入してるし。
とにかく緊張感の演出がなさすぎて、彼女がフラフラフラフラしている感じ。
トラウマ描写も薄いし。
結局そういう任務を果たす、みたいな極限に自分を置いておかないと
生きていけない風になってしまったってことかな。
ネトフリの動画説明に、「自らの高度な戦闘技術と能力を駆使して犯人を追う。」と
ありますが、まぁその能力がなければできないことだけど、
そこに期待するハラハラ、ドキドキ、復讐劇の爽快感、
みたいなものは得られませんでした。
クラブに殴り込みにいったあたりまでは良かったんだけどなー。
クラブと病院の格闘シーンが本格的だった。
殴り合ったり投げたり絞めたり、なかなか決着がつかなくて、
そうだよね、普通なかなか一撃で決着つかないよね、って感心しました。
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