2020 ドイツ 映画
!ネタバレしています!ご注意下さい!
大富豪の一人娘イズィと貧乏育ちのボクサー、オズィ。
親への反抗心を抱えるイズィとお金に困ったオズィの利害が一致して、
恋人のフリをするうちに恋に落ちる…
よくあるストーリーです。
ドイツドラマというのが新鮮で、
評価が新鮮ポイントでかなり嵩上げされてる気もしますが…
何しろ2人が純粋でかわいくて切なくて、
オズィの感じた負い目とか劣等感とか痛いほど伝わってきて、
本心に反してイズィを突き放すシーンとか見ていて心が痛みました…
イズィはお嬢様だけど、母親に反感を抱いていて、
甘々なお嬢様っぷりが鼻につきそうなものですが、すごく純粋で可愛い。
母親は母親でコンプレックスを抱えて生きてきて、
自分が求める母親像やあるべき姿になろうとする思いが
ああいう形で娘とのわだかまりになったっていうのが何とも切ない悲しさがあって。
あぁ、だから娘に能力以上の環境を与えることが愛情で、
厨房に入り浸るのは許せなかったんだと納得。
私とあなたは、母親のようになりたくない、という部分で同じ。
その一言はとても悲しかったけど、
イズィは母親を見て育ったからこそ、
生い立ちに関係なくオズィの内面を見ることができる人に育ったわけだし、
間違いなく良い親子関係が築けると思う。
いや自分も歳を取ったと実感。
恋するイズィよりも色々葛藤を抱えて生きる母親に共感してしまうなんて・・・。
2人以外のキャラもみんな面白かった!
オズィのおじいちゃん…あれアリなの⁉︎なんかドイツって寛容…イメージ変わりました。
中東移民をラクダ乗りとか言っちゃって・・・。
これからも色々壁にぶちあたりまくりそうだけど、
ハッピーエンドで未来があって良かったです!
若い二人がすごくかわいいお話でした。
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