テイカーズ

2010年アメリカ映画。

綿密な計画をたて、華麗に大金を強奪する犯罪集団。
彼らの表の顔・生活と、裏ですすむ計画、
そしてそこに潜む様々な思惑。
また一方では、彼らを追う警察官にも抱える闇があり・・・。

前半はとてもかっこよくて、
音楽・ファッションも素敵でした。
年齢も人種も様々だけど、
仲間を信頼して、大きな計画をさらりとこなす。
テンポもよくて、楽しく見れます。

終盤はまぁ、ストーリーがストーリーなので・・・。
色々問題が生じるし、
個人的に抱える問題もあり・・・。
前半の爽快感もそりゃなくなります。
見てるほうのテンションも落ちるしね。

ただ、色々面白い展開になる割には、
もう一歩、深く描かれていないので、
それぞれの人の感情がどう動いたのか、
イマイチ読めない部分も多く。
あと良く分からない展開もあって・・・
なんで一人だけ大荷物抱えて電車乗ってんの？？とか。
え、今そこで荷物放棄するって、それ中身何？とか。
まぁどうでもいいといえばいいけど、
ひっかかりながら見るので消化不良感が残りました。

でも、銃撃に倒れた仲間を悼むシーンとか、
最後正面から兄弟で堂々と出て行く姿とか、
その辺りの描写は丁寧でよかった。

でもやっぱり何か中途半端な印象・・・。
起きている事象と、そこから次につながる行動と、その行動に至る心情、
全部がバラバラで、見ている方の頭の中で
つなぎ合わせなければならない感じでした。