2010年 邦画。
北野武監督の。
「全員悪人」ってやつです。
内容はもう、他に何もない、ヤクザの抗争。
ただそれだけ。
目を覆いたくなる、
ひどすぎる痛すぎる映像の連続でした
・・・。
・・・。でも全員悪人だからか。
それほど後味は悪くなかった。
一般人が巻き込まれてどうの、とかも一切なかったし。
そういう世界で生きている人たちが、
因果応報の結末を迎えるだけの話。
内容は最悪だけど、
やっぱり北野武ってすごいなーと。
あの最悪な展開に、血なまぐささを残さない、
むしろ切なささえ感じさせる映像。
どこがどう、普通のやくざ映画と違くてああなったのか、
”構図”と”間”なのかな。
やくざ映画（たとえばゴクツマとか）って、
生臭くて気持ち悪くて古臭い”昭和”な空気が漂うけど、
アウトレイジにはそれが無く。
俳優も良かった！
三浦友和、小日向文世が良かったな。
状況が変わると人格が変わって、
特に最後の三浦友和はあまりにも”らしく”なっててウケました。
椎名桔平は最高にかっこよかった。
こんなにかっこいい人だったかなぁ。
ヤクザ映画お約束の濡れ場もありましたが、
全然不快なシーンにならず。
やっぱりどうしようもない悪人なんだけど、
なのにかっこいいとは・・・
ちょっと残念だったのは
加瀬亮の英語が違和感があって興ざめだったとこかな
いかにもな日本語英語。あれも演出なんだろうか。
加瀬亮の弱っちいパンチとかは
インテリヤクザっぽさを出す演出だろうけど。
続編が2012年10月公開だそうで。
ん～。大画面はヘビー過ぎるんで、
正直、映画館では見たくない。
でも西田敏行、新井浩文、桐谷健太が出るので
DVD鑑賞はマストかな。
でも高橋克典・・・はちょっと浮きそうな
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