KIRIKOU キリクと魔女

アニメ映画。
フランス人監督(多分)がアフリカを舞台に描いた物語。

子供(3歳)に見せようと、ダンナが借りてきて視聴~。
見始めると絵が子供向きではなく、
怖がりの娘は序盤で興味を失い、
ダンナはうとうと・・・ガーン
結局1人で視聴しました。

感想は・・・ん~・・・
見なきゃ良かったとは思わないけど、
人にはすすめないし、きっともう見る事はないかな、と。

最初ちょっと妖怪的な感じで受け入れ難かったキリクでしたが、
めちゃめちゃ速い走り方とかがなんかかわいく見えてきて、
違和感はなくなりました。

聡明で、純粋。とても素直で勇敢で。
自分の弱さも隠す事が無く、
誰に対しても分け隔てなく平等な心を持って接するキリク。

アフリカに魔女の迷信があるかどうかはよく知りませんが、
自然災害や疫病に対する民衆の心理と
何の罪もないのに悪者として民衆の恐怖・不安のはけ口となった犠牲者・・・。
そんな構造は世界のどこにでもあるのだろうと思います。

それをとても分かり易く描いていて、
そんな時どう進むべきか、という
作者のメッセージも伝わってきました。

絵は写実的でなく、かなりデフォルメされているので
絵本を読んだ感覚でした。
アフリカ的な美しさがとてもよく出ていたと思います。

花とか、動物の描き方は美しかったです。
草の陰でキリクがリスから贈り物をもらうシーンや、
魔女のとげが抜かれて花が咲き乱れるシーンは
とっても素敵でした。

Duka’s

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