2020 日本 ドラマ
!ネタバレしています!ご注意下さい!
漫画が原作なんですね。ドラマ初見ですがまぁ漫画っぽいと思ったけど。やはり。
山崎賢人、土屋太鳳 出演です。
目的もなく、グダグダ生きている青年が、
夢か現実かわけのわからない異世界に飛ばされて、
そこはスプラッタの世界。
容赦なく人が死ぬ北斗の拳みたいな世界で、
陰湿な主催者のゲームに巻き込まれるっていう。
まーよくある感じの。既視感満載の。
主催者とか言って、人間想定してるけど、空からレーザー打ってきたり、
普通のビルにガスとか炎とか使いまくって、
でも隣の部屋にうっすいドア一枚で延焼しないとか、
これ人の創造物じゃないでしょ、ってやつ。
それでいてポスターがアニメっぽかったり、
人をおちょくる感じの演出もほんとーに既視感しかない。
こういうジャンルだな。和製ホラーの中の、和製スプラッタホラーゲームね。
7話で「私はディーラーやってます!」って女子高生がレーザーですぐ焼き殺されるけど、
まぁ人間がゲームの設定考えるくらいのことはいいけどさ、
なんか小道具準備したりもしてる風なネタバラシで、
あの突如あらわれる白い丸テーブルとか、自動小銃とか、馬のかぶりものとか、
ゴーグルとかスマホとか、そんなん人間がせっせと準備して、
不具合とか確認しちゃったりして、とか思うと、そんなわけねーやろ、規模が違うわ、と
卓袱台ひっくりかえしたくなるくらい陳腐。設定が。
誘導の看板人間が置いたんか!?
ビーチのかがり火だれかがこっそり準備したんか!?
どっからどこまで誰がどうやねん、って。
もうつっこみ始めたら止まらない。
私の中の関西人が(人生の半分は関西人だけど)元気になるくらいの
バカさ加減です。
渋谷から人っ子一人いなくなるシーンとか、
割と目をひく展開ではあったけど、
脚本がダメ、役者がイマイチ、演出が並。
学芸会かよ、ってまず台詞とか台詞回しとか、
会話の不自然さとか、展開のバカさ加減とか。
現実離れした架空の世界の展開であればあるほど、
ふとした会話のリアル感が生きると思うし、
1話目から、そこ、今確認すんの?っていう、
とんでもない異世界に来たのにまず確認してクリアすべきとこをすっとばしてるから
ストレスしか感じない。
なんかスマホで変に「こんぐらっちゅれいしょん」とか言ってくるあたり、
ガンツやん。まぁこんな感じのストーリーの漫画はたくさんあるけど。
2番煎じ。
(*あとから調べたら制作ガンツと同じだったみたい。)
でもほんとに演技は学芸会だし演出が中の下で失笑。
カルベはちょっとかっこよかったけど、冒頭のキスシーンがかたくて下手で萎えたし。
演出のダサさのなせるわざかもだけど。
狂ったやつが大声で狂ったセリフ吐いて、
クールぶったやつが終始クールな言動で、
なんか「ビーチ」とかいう幼稚な集団を形成して、
で、極め付けー!ビーチのボスが金子ノブアキーきたー
テンプレートー!!!
金子ノブアキ・・・なんかこういう若手ギャングのボスみたいな、
軽いノリしてるやつらにも一目置かれてるワルみたいな、
フレンドリーだけどキレたら怖いよ、みたいな扱いされてる、
ひと昔前だけど池袋でキングだった窪塚洋介みたいな立ち位置の、
金子ノブアキ出た時点でまぁはいはい、って感じですね。
あ、最後の仲里依紗演出もあぁ、はいはい。
先がどうなるんだかって、まぁ一応最後まで見てしまったけど、
人がばんばん死ぬとこ以外はぬるいテレビドラマクオリティ。
金かけてCGとかセットとか作るならもっと脚本・画にこだわってほしい。
考えなしの構図が多すぎて心に何も残らない。
クイーンズギャンビットとかブレイキングバッドとか見て出直してほしい。
土屋太鳳は元気キャラよりこういうしっかりものキャラだと生きるなって、
鈴木先生の小川そみを思い出したりして。
割とクライミング頑張ってたけどそれもっと生かしてほしかったなって、
でも結局男に守られな生きて行かれへんのかって怒りも沸きつつ。
それくらいの感想です。
日本の制作スタッフもっと頑張って。
・・・って、あ、一億総アニメオタクだから
こういうものじゃなきゃウケないのかもね・・・
って気付いてしまった午後。残念。
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