2020 ドイツ ドラマ
!ネタバレしています!ご注意下さい!
ドイツのドラマ。
名門大学の医学部新入生のミアは、
ある目的を果たすために教授のロレンツに近づく。
手段を選ばないミアはロレンツの助手ヤスパーに近づき、
ロレンツの懐へ入りこむ。
ロレンツの極秘研究を探り、
過去のデータを紐解く内に、ミア自身の過去も解き明かされるが、
同時にロレンツ、ヤスパーもミアの行動を疑い始める。
窮地でヤスパーのルームメイトのニクラスの協力を得て、
ミア自身の出自の謎が明かされるが、
ロレンツの妨害にあい・・・
SFサスペンス、でしょうか。
こういう子供の頃に人体実験されていた系のストーリーは既視感がありますが。
☆☆☆☆と思うのはやっぱり「異文化補正」が大きいかも・・・。
ドイツ語も馴染みがなくて新鮮だし、
ドイツ文化が垣間見える感じで。
建物や部屋、インテリア、ファッション、
若い子たちのパーティーとか、
見ていて楽しかったです。
ヤスパーもニクラスもかっこいいし、眼福でもあり。
復讐ものですが、映像的にドロドロした描写はなくて、
こざっぱりした(いい意味で)印象。
洗練されていてお洒落な映像でした。見やすかった。
ミアのルームメイトたちも個性派で面白いメンバーでした。
光に敏感になる薬とか、水中で長く潜れる薬とか、
光る大麻、遺伝子操作した植物、
自分で体にチップを埋め込もうと体を切ったり(しかも深く・・・かなり流血)、
怖いぐらい手軽に色んな薬物とか無茶とかしてて、
それはすごく楽し気だったのですが、
たぶんドラマの中だけだよねぇ・・・実際まさかねぇ・・・
みたいな気持ちで視聴しましたが、
そういう実際のところがどうなのかよく知らない異国のお話しなので、
ありえない設定も違和感なく受け入れられた部分が大きいかと。
そんな意味での「異文化補正」で高評価な感じです。
実際面白かったけど、日本版で全く同じもの作ったところでどうだろうか。
いや、ありえないでしょ!って引いてしまって無理かもです。
馴染みのない役者さんなので、先入観0なのも楽しかった。
Netflixで手軽に見たことのない国のドラマが見られるって、
こういうところも本当にいいな。
細かい感想は・・・
ミア、家族の復讐のためだから、ヤスパーをダシにしてロレンツに近づくのはいいと思う。
とっかかり、それはしょうがない。
でも途中でヤスパーが抱える病気のこととかが分かってくると、かわいそうで。
ヤスパー・・・。ロレンツにいいように使われている。ヤスパーも被害者なんだよね・・・
重要なことは何一つ教えられていないんだよな・・・涙。
かっこいいし優しいし賢いしいい人なんだよね・・・
でもニクラスもかっこいいよね・・・
ニクラス登場した時から、いやな予感はしていたけれど。
いやまぁいいけどさぁ・・・。ミアとニクラスお似合いだし。
ミアに振り回されてたヤスパーと違って、
意思が強くて魅力的。ただ優しいだけじゃない感じ。
行動力もあって、頼りになる。
さりげなく重要情報まで調査進めてくれてたり、あれはかっこよすぎる。
でもまぁヤスパーにも言えば良かったかも・・・。
ロレンツの謀略を話してみればよかったのに。
その判断が悔やまれるけど、
まぁ惹かれあうのはもう止めようがないよねぇ・・・。
結局ヤスパーにとっては最悪のかたちでミアの策略、
ミアとニクラスの関係を知ることになって。切ない。
まぁ終盤はかなりありえない展開のオンパレードで、
都合よすぎやろー!?って思ったけど、
面白かったです!
ただこのドラマ、毎回エンドロール長すぎる・・・
40分ドラマで4分エンドロールって・・・
シーズン2が楽しみです!
きっとヤスパーとニクラス、そしてルームメイトたちが助けてくれるはず!!
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