ピーキー・ブラインダーズ

2013 イギリス ドラマ

!ネタバレしています!ご注意ください!


舞台は第一次大戦後の英国。

街を牛耳る凶暴なギャングと、

ギャング一掃のため北アイルランドから送り込まれた警部キャンベル、

IRAやイタリアマフィア、ユダヤ人などの抗争を描いたドラマです。


Netflixで、現在シーズン2の終盤視聴中です。

ギャング?抗争もの?とあまり見る気がしなくて敬遠していた作品ですが、

見始めたらはまります!

とにかくキリアン・マーフィー演じるトミーがかっこよすぎる・・・

戦争で心に闇を抱えながらも、

家長として、荒くれもののリーダーとして、

どんな難局もクールに、時には過激に渡り歩く、

目深に帽子をかぶってコートを羽織る姿が最高にかっこいい・・・

1人で生きていく方がよっぽど楽に、堅気で成功をつかむこともできただろうに、

ギャングのシェルビー家に生まれた宿命、十字架を背負って生きている感じがします。

シェルビー家の誇りもあるけれど、やはり相当なコンプレックスでもあるようで、

まっとうな稼業で現状から抜け出そうと必死な姿が哀しくもあり。

縄張りもその生きざまも泥くさくて、例えるなら野犬の群れかな。


トミーがやっぱり一番魅力的なんだけど、

弟のジョンもすごいかっこいい。

子供っぽいのに凶暴で、18の頃には100人以上殺ってた、

なんて言い放つ凶悪な面もあるのに、

娼婦にいれあげたり、強引に結婚させられた奥さんの尻にしっかり敷かれてたり、

純粋な部分もあって。

いたずらするみたいに軽いノリで喧嘩を始めたり火をつけたり、

長兄のアーサーの方が凶暴なように見えるけど、

アーサーは単純でドジで曲げられない、って感じだから、

ジョンの方が怖いかも。

あと末っ子のフィンはあんなに子供だったのに・・・

っていう親戚の子的かわいさが。たくましく育ってほしい・・・。

途中で一家に入った従弟のマイケル、彼は相当くせ者の予感。

自分を助けようとした母の捨て身を軽蔑したり、

兄弟達をリスペクトしているようだけど、やはり一緒に育ったわけではないから、

相当な溝がありそうで、今後裏切りなどにならなければいいけど。


女性陣も皆かなり強い。

叔母のポリー、妹のエイダ、ジョンの奥さんのエスメ、

皆ここぞという時に男たち以上の度胸を見せます。

女性は男に従ってしか生きていけなかったであろう時代に、

強くたくましく生きる女性たちはほんとに美しい。

そんな女性陣のなかでもダントツ美しいのはやっぱりグレース。

スパイとしてトミーの酒場に潜入するのですが、

お互いひかれあっていって。

警察に密告するのだけど、それも彼を愛すればこそ。

旧知の警部キャンベルから言い寄られても、

逆恨みされて殺されそうになっても、

毅然とした態度でほんとにかっこいい。

良家のお嬢様のグレースですが、

強く賢くも、人にあかせない闇を抱えているようで、

そこがトミーと重なって、お互いに深いところで理解しあえると感じたのでしょうか。

一目出会った瞬間から、お互い惹かれあっていて、

今後がすごーく気になります!

トミーにとってはやっと見つけた安らぎだったのに・・・

他の男と結婚してしまったけど、

どうもシーズン2の終わりでトミーと結婚!?

もう終盤で再開はしたけど、まだこれぽっちも復縁の兆しなし・・・

うっかりシーズン3を見てしまったからもろに結婚式だったけど、

あと1話半でどこをどうしたら復縁するんだか、楽しみです!








Duka’s

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