ビーストリー

2011年アメリカ映画。

現代版『美女と野獣』小説の映画化。
傲慢な性格から、魔女に醜い姿に変えられてしまった裕福な17歳のカイル。
醜い姿の彼を愛してくれる女性からキスされれば元の姿に戻ると言われた彼は、
真実の愛を求めるうちに、ある少女に惹かれていく・・・

と、まぁ美女と野獣そのものでした。
主演2人も素敵だし、
なかなか良いお話、なのですが、
いかんせん展開がぶつ切りすぎ。
これは脚本が悪いのかなぁ。
限りなく☆☆に近い☆☆☆です。

リンディーはもともとカイルを密かに慕っていたらしいけど、
なんで?ってその根本が分からない・・・。
醜くなったカイルを愛するくらいだから、
容姿を好きになったわけじゃなさそうだし。

あと、カイルがリンディーを夜な夜な見守る(?守るつもりはなかったかしら)
動機もいまいち伝わらないし。
パーティーでたまたま会話したからって、・・・安易だわ。

一番大事であるはずの、2人がどうして惹かれあっていくのかってところが、
全くもって伝わってこなかった。
あれじゃ、ちょっと気になる女の子を自分の家に住まわせて、
ただ両思いになる、っていう普通の恋物語じゃないの。
容姿とか境遇とか関係なく、
真実の愛を探す、っていうテーマは全然生きてない。

まぁ色々粗が目立つ展開でしたが。
カイルの醜い姿、って
なんかあれはあれで結構素敵だったんですけどね。
なかなか芸術的で。
腕の木なんかとても素敵でしたし。

まぁ無難なハッピーエンドで、よかったです。
個人的には
盲目の先生と、子供と離れて暮らすお手伝いさんに、
奇跡が訪れた部分だけ、
ちょっと感動しました。

Duka’s

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