ドキュメンタリー映画。
ウガンダの難民キャンプで暮らす子供達が、
合唱の全国大会に出場する様子を記録したもの。
内戦によって、両親や兄弟の死、誘拐、殺人、
想像しがたい困難を経験した子供達。
まっすぐに向けられた瞳の中に、
途方も無い悲しみと、絶望が広がっている気がして、
直視できなかった。
そんな子供達の姿とは対照的に、
自然の風景はひたすら雄大で、美しくて。
対極にあるその両者の姿が、余計に虚しさを表している気がした。
少年が、反政府軍の兵士と話をするシーンが印象的だった。
「悪い事と分かっていて、なぜ誘拐や殺人をするの?」
「僕のお兄さんは生きている?」
子供の問いに、
その兵士は
「地位があがるから子供を誘拐する。」
「君のお兄さんはきっと殺されている。」
と答える。
ただ、淡々と。
少年も、その答えを受け止める。
感情を押し殺したように。
そんな中で、
音楽は人の心に響いていく。
大会に参加した子供達が、
緊張に顔をこわばらせたり、
他の学校の子に圧倒されて不安げだったり、
演技が終わってほっとした笑顔を見せたり。
自分の体験を話すときとは全く違った自然な表情に、
見ているこちらも和まされた。
少女の言葉
「私は、両親を殺された少女ではなく、
合唱大会のトロフィーを持ち帰った少女なのよ。」
大きすぎる悲しみだけれど、
色々な経験を積み重ねることで自らの傷を癒し、克服していく強さ。
とても映像が美しいと思ったら、
ナショナルジオグラフィックでも制作している監督らしい。
映像・音楽も秀逸で、
たんなるドキュメンタリー映画ではないと思う。
ウガンダの難民キャンプで暮らす子供達が、
合唱の全国大会に出場する様子を記録したもの。
内戦によって、両親や兄弟の死、誘拐、殺人、
想像しがたい困難を経験した子供達。
まっすぐに向けられた瞳の中に、
途方も無い悲しみと、絶望が広がっている気がして、
直視できなかった。
そんな子供達の姿とは対照的に、
自然の風景はひたすら雄大で、美しくて。
対極にあるその両者の姿が、余計に虚しさを表している気がした。
少年が、反政府軍の兵士と話をするシーンが印象的だった。
「悪い事と分かっていて、なぜ誘拐や殺人をするの?」
「僕のお兄さんは生きている?」
子供の問いに、
その兵士は
「地位があがるから子供を誘拐する。」
「君のお兄さんはきっと殺されている。」
と答える。
ただ、淡々と。
少年も、その答えを受け止める。
感情を押し殺したように。
そんな中で、
音楽は人の心に響いていく。
大会に参加した子供達が、
緊張に顔をこわばらせたり、
他の学校の子に圧倒されて不安げだったり、
演技が終わってほっとした笑顔を見せたり。
自分の体験を話すときとは全く違った自然な表情に、
見ているこちらも和まされた。
少女の言葉
「私は、両親を殺された少女ではなく、
合唱大会のトロフィーを持ち帰った少女なのよ。」
大きすぎる悲しみだけれど、
色々な経験を積み重ねることで自らの傷を癒し、克服していく強さ。
とても映像が美しいと思ったら、
ナショナルジオグラフィックでも制作している監督らしい。
映像・音楽も秀逸で、
たんなるドキュメンタリー映画ではないと思う。
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