2019 アメリカ 映画
!ネタバレしています!ご注意下さい!
肺の病気で余命わずかのギャングのロイは、
ボスの命令で出向いた先で襲われ、
そこに軟禁されていた少女ロッキーを連れて逃亡する。
家出して売春婦をしていたロッキーは実家に立ち寄り、
義父を殺して妹を連れ出す。
妹は実は自分の子だとロイに泣きながら打ち明けるロッキー。
義父に虐待され産んだ子だった。
正体を見破られたチンピラを殺したり、
ロッキー達に向ける優しさとは全く異なる顔ももつロイ。
でもチンピラはロッキーの未来のために始末したという切なさ・・・
狂気と優しさと寂しさが入り混じる男です。
見捨てそうになりながらも一緒に旅を続ける3人。
ロイの余命はわずかでも未来が開けそうな矢先、
ギャングに居所がばれて拉致され、
ロッキーはあっけなく殺されます。
あまりにも悲しい結末でしたが、
ロイはギャングの秘密を口外すればロッキーの娘に危害を加えると脅され、
口を閉ざして20年刑務所に入ります。
肺の病気は命に関わらないものでした・・・。
なんと20年後・・・
出所したロイの元にロッキーの娘が訪ねてきます。
記憶も情報もない娘はなぜ自分が捨てられたのか真実が知りたいと、
ロイを訪ねてきたのでした。
自分が命をかけて守ったその子が立派に成長し、
ロッキーがかなえられなかった普通の幸せな人生を送っていた。
ロイは最後、ロッキーは母親だったこと、捨てるつもりではなかった。
でも戻れなかったことを伝えます。
そしてハリケーン・・・
それでロイは人生全うするのかな、というエンディングでした。
2人の人生は良いものではなかったけど、
娘の人生は守れたという、それがせめてもの救いですね・・・。
悲しいロードムービー。
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