ブリジャートン家

2020 アメリカ ドラマ

!ネタバレしています!ご注意下さい!


1800年代のロンドン、上流階級の人々のお話し。

社交界デビューして結婚相手を見つけようとする主人公ダフネとその家族の物語。

語り部は謎の女性、レディ・ホイッスルダウン。

正体不明の彼女のゴシップ新聞が上流階級の人々の興味の的で、

それに人々が翻弄されます。女王様までも。

上流階級の女性にとっては一世一代の晴れ舞台である社交界デビュー、

そしてそこでどんな人脈をつかみ、どんな伴侶を得ることができるか、

それによって一族の命運が分かれる時代のお話しですが、

なんだか割と自由に恋愛してるけど違うだろうなー。

もっと陰湿で悲しい時代だったろうと思いますよ。

道ならぬ恋とか、栄華没落・・・

王子に求婚の意思確認されていながらお断りして公爵と、なんて打ち首でしょうに。

ひたすらポップに描かれています。

貴族版のゴシップガールですね、まんま。


主人公のダフネは美人で家柄も良くて、

お相手の公爵はイケメンていわれてるけど、

欧米ではああいうタイプが最近のイケメンなのかな。

黒人で貴族なんてその時代いたのでしょうか。女王も黒人だけど。

BLMのあおり?なんて邪推してしまいましたが・・・

実際いないものを作り上げたとしたら、

例えば織田信長を黒人がやるようなもんじゃないのかな。

いや、史実にもいらっしゃるのかもしれないけど。

実際伯爵と黒人女性との間に生まれた女性はいたらしいけど、

このドラマのように誰もがうらやむ最高の結婚相手の公爵様としての描かれ方は

フィクションが過ぎる気が・・・

まぁいいか、フィクションだし、実在の女王を描いていないだろうし、

これはロマンティックファンタジーだな。

フィクションの世界くらいはこれでいいのでしょうね。


これまたダフネのライバルとなるお隣さん家の遠縁の娘さんマリーナも黒人で。

最初は可愛くて快活で意思が強そうな彼女が、

結婚・子供・家庭に夢描くお花畑ダフネよりもとても魅力的に見えたけど、

中盤からの描かれ方のひどさといったら・・・・・・

いやただのわがまま自己中性悪女じゃん。

仲良くしてくれてるお隣さん家の3女ペネロペが恋しているダフネの兄コリンを、

いとも簡単にだましてお腹の子の父親に仕立て上げてまんまと結婚しようとたくらんで、

しかもそれをとがめたペネロペに子供の恋なんかあきらめろと言い放つ・・・

私なんか人生かかってるんだからとか言っちゃって、

ここまで優しくしてくれてるペネロペにそれ言う??

なんだかんだぽっちゃりかわいいペネロペが一番好きなキャラだったから、

余計にどんどん嫌いになりましたが、

収まるところに収まってすごくハッピーエンドでした。

愛のない結婚とか悩んでたけど、愛した人の弟でお腹の子の叔父なんだから

これ以上ふさわしい相手いないでしょ・・・。

コリンはめようとしてたくせに今さら愛とか語っちゃうわけ・・・?

それにしてもペネロペの姉2人、まるでシンデレラの義姉なのに、

ペネロペだけあんなにキュートでどうしちゃったの。ほんとにかわいい。

コリンは見る目なさすぎてダメ男だな。


結局ダフネと公爵が愛してるだの裏切りだの誓いだのごたごたしたけど

大円団の幕引きでした。

視聴後に調べてみましたが、

アメリカのロマンス小説が原作なんですねー、納得。

どうりで中盤からお色気問題が多いわけで、

男も女も一貫して色恋ばかり。

ダフネと公爵が故郷に戻った時のエピソードなんて、どれも領主としての資質ゼロで、

これ現実だったら一揆勃発レベル。

いやでもこれはフィクションなので。華やかな舞踏会、宮殿、ドレス・・・。

気軽にみられる美しい楽しいドラマでした。


レディ・ホイッスルダウンがペネロペだったってのも最高。

S2があるとしたら、ペネロペのかわいさに気付く男が現れてほしい・・・。

まぁでも自立自立うるさくて鼻につくダフネの妹エロイーズよりも

幼く可愛く頼りなくみえて、実は自立しているペネロペなら、

伴侶など得なくても素晴らしい人生歩むでしょうけど。

Duka’s

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