2020 アメリカ 映画
!ネタバレしています!ご注意下さい!
アメリカの片田舎で暮らすアーヴィン。
幼くして母と父を亡くし、
祖母に引き取られます。
祖母の家には養女のレノラがいて、
貧しくもつつましく暮らします。
信仰が深い祖母とレノラ。
一方、母と父を亡くした経緯から信仰に疑問をもつアーヴィン。
物語としては、アーヴィンの父親と母親との出会い、
そしてそれをとりまく人間関係、
それぞれの背景。
背景といっても、題名通り、悪人ばかりです。
目をそむけたくなるような人間ばかり。
同じくNetflixの「1922」とか、ファーゴとかと同じ雰囲気が漂っていて、
基本的に暗くて救いのない物語ですが、
淡々とした乾いた空気感が好きで、
あと結末が気になって、最後まで視聴しました。
日本映画でこれをやるとジメジメひたすら陰鬱で後味最悪になりそうですが、
陰なんだけど鬱ではない絶妙な感じで。
まぁ気持ち悪いシーンばかりなんですが。
エンディング、ヒッチハイクのおじさんの怪しさが満点だし、
アーヴィンの行く手にはやっぱり悪魔がいるだろうけど、
どうか彼なりの安息が得られるように、と願わずにいられません。
アーヴィンのしたことからしたら逆の感想も抱きかねないストーリーだけど、
そう思わせてくれる演技でした。
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