インターステラー

2014 アメリカ 映画

!ネタバレしています!ご注意下さい!


宇宙ものの映画。

地球が食糧危機に陥って、

科学技術や宇宙開発などより目先の食糧問題に追われる人類。

アポロの月面着陸が米露対立時のプロパガンダのための捏造として

恥ずかしい歴史として認識されていたり、

NASAが完全に秘密結社扱いになっていたり、

そんな世界に失望しつつ、宇宙開発に向けての情熱を忘れない

元宇宙飛行士クーパーが主人公。


妻は他界、年老いた父と息子トム・娘マーフィーとともに

田舎で農家を営んでいる。

砂嵐に覆われた町、作物は疫病で育たなくなる。

地球上の人類滅亡の危機は目前。

すでに断たれたはずの宇宙での人類存続の一縷の望みを託す研究者たちが、

極秘でNASAとして研究開発を続けていた。

どこかにいる「彼ら」から重力のメッセージを受けてNASAにたどり着いたクーパーは、

人類の未来のために宇宙へ旅立つことに。

父が自分たちを捨てていくことを許せない10歳のマーフィー。

クーパーはトムやマーフィーのために、このまま何もしないでいるより、

危険を冒して、子供と離れ離れになってでも宇宙に旅立つことを決める。

NASAの研究チームを率いる博士の娘アメリアなど総勢4名で宇宙に旅立つクーパー。

ワームホールを抜けて、先に旅立った12名のうち3名がそれぞれ降り立った星を目指す。

果たして見つかるのか、人類の未来はどうなるのか・・・


壮大です。とても。

広大な宇宙の出来ごとと、アメリカのある田舎町の農家で起きていることと、

リンクされるように描かれますが、

はっきりいってその関連性は全く理解できません。壮大すぎます。

愛なんて絵空事だと鼻で笑うクーパーですが、

結局クーパーが行きついたエネルギーは愛が生み出すものだった。

兄や父へのマーフィーの愛が全ての謎をとくきっかけになった。

映像美とともに、

クーパーやマーフィー、トム、アメリア、マン博士、

それぞれの抱える孤独、愛情、葛藤、希望。

それらがとても丁寧に描かれています。

これは映画館で見るべき映画だと思います。

暗闇の大スクリーン、宇宙の真ん中。

無音なのか、耳鳴りなのか、爆音なのか、感覚が狂いそう。

自分もその空間を共有してみたい。


お話しとしては、結局、1人の気骨ある白人アメリカ人が、

自らの能力と愛で人類の危機を救うお話しです。

でもなんで、マーフィーはアメリアを救えなかったんだろう。

TARSを回収した時点で修理すればすぐにアメリアがどこにいるかはわかるでしょうに・・・

アメリアが星に一人だってことは分かってるのに・・・

あとTARSの構造はあれでいいの・・・?ずいぶん合理的ではないように思えたけど。

あとは根本的に、人類は地球を出てまで存続する価値のあるものなのかどうかって、

Bプランで思いましたけどね・・・。

でも映画館で見たかったです!映像美素晴らしかったです!

Duka’s

映画、ドラマ 感想&備忘録 ♥Sense8♥Breaking Bad♥Modern Family♥コンフィデンスマンjp♥

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